『みんなの楽しい英文法』って、なあに?Q&A形式でご紹介します。 『みんなの楽しい英文法』って、なあに?Q&A形式でご紹介します。

『みんなの楽しい英文法 ~スタンプ例文でわかる英語の基本』(以下、『みんなの楽しい英文法』)は、NHKラジオ「基礎英語」の講師、阿野幸一先生による英文法書の新しいスタンダードです。「英文法って英会話に役立つの?」と考えているみなさん、必見!

英文法って、楽しいの?
英文法というと、「テストのために勉強する(してきた)もの」というイメージがあったり、「今さら文法を学ぶよりも、フレーズで覚えるほうが効率的では?」と思ったりする人もいるかもしれません。確かに、フレーズを暗記すれば、あいさつなどのかんたんなやりとりはできそうですね。ですが、さらに相手との関係を築くためのコミュニケーションはできるでしょうか? 相手とのコミュニケーションを楽しめるようになるには、英文法を使えるようになることが実はもっとも効率的なのです。まずは一生使える英語の土台を、英文法でつくってしまいましょう。そして、話すことはもちろん、聞いたり、書いたり、読んだりと、英語によるすべてのコミュニケーションを楽しめるようになりましょう。それが本書のコンセプトです。
ほかの英文法書と、どうちがうの?
ほかの英文法書とのちがいは2つあります。
1.文章ではなく、スタンプ(イラスト)から英文法の使い方をイメージできること
もはや生活に欠かせなくなった、LINEなどのコミュニケーションアプリ。イラストが文字以上に、楽しく効率的に伝える力があることを、すでにたくさんの方が実感していると思います。「そんなスタンプの特性って、実は英文法学習とも相性がよいのでは?」・・・そんな発想から、『みんなの楽しい英文法』が生まれました。文法ごとにターゲットセンテンス(例文)を提示し、ユーモラスな絵で使い方やしくみを表現することで、感覚的に英文法を理解できるようになっています。
2.「英語で何ができるか」という発想から、英文法を理解できること
英文法は「覚えればOK」ではなく、使いこなせてこそ価値があります。英文法を使いこなせるようになれば、英語でのコミュニケーションがぐっと楽しく、楽になります。このような、知識としての英語ではなく、「英語で何ができるか」=CAN-DOという考え方は、現在の中学校や高校での英語の授業改革中心にもなっています。
CAN-DOってなあに?
英語を知識として学習するのではなく、「英語で何かができることをめざす」という考え方です。たとえば、「過去形を勉強するぞ!」といって動詞の活用を暗記するという方法ではなく、まずは「自分が昨日したことを話せるようになろう」という目標を設定し、過去形の使い方を学ぶという手順で、英文法を理解していきます。『みんなの楽しい英文法』では、このような「何が表現できるか」というCAN-DOから、効率的に英文法を身につけていくことができます。著者は、これまで中学校・高校の教師として、大学の教授として、そして2008年からはNHKラジオ「基礎英語」の講師として英語教育に携わってきた阿野幸一先生。伝えたいこと、気持ち、情報を、誤解のない英語で表現できるように、英文法を活用して英語でのコミュニケーションを楽しんでもらいたいという願いのもと、『みんなの楽しい英文法』ができあがりました。