ブックタイトル世界を動かすプレゼン力 試し読み | NHK出版
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24ポーツカー、ローランドのシンセサイザー、カシオのGショックまで、日本が生み出してきた商品や文化は、クールなものの象徴でした。自分自身の中に、まだ見ぬ憧れの東京を体験してみたいという気持ちがふつふつと沸いてきました。そして三つ目に、東京の招致チームのメンバーと会ってみて、個人的な相ケ ミストリー性のよさを感じたこともプラスになりました。一八か月にわたる長いキャンペーンを一緒に戦う相手ですから、個人的な関係を作れる相手であることが望ましいからです。こうやって、東京への招致にコンサルタントとして参加することを決めたのです。最終プレゼンが勝負を決めた!バクー、ドーハが脱落して、最終的にはイスタンブール、マドリード、東京の三つ巴の戦いになった今回の招致レースは、二〇一三年三月に行われたIOC評価委員会でのプレゼン、ロシアのサンクトペテルブルクで五月に開かれたスポーツアコード〔国際スポーツ関係団体が一堂に会する総合国際会議〕でのプレゼン、七月にスイスのローザンヌで行われたIOCに対するテクニカル・ブリーフィング〔開催計画説明会〕、そして九月のブエノスアイレスにおける最終プレゼンと、規模の異なる段階的なプレゼンテーションを含む一八か月にわたるキャンペーンのあとに、東京