阿野幸一先生(著者)×キソニースペシャル対談 阿野幸一先生(著者)×キソニースペシャル対談

阿野幸一先生×キソニー 白熱対談! 第2回【全5回】
「ワールドカップ」と「英文法」の共通点とは?

阿野幸一先生×キソニー 白熱対談!
第2回【全5回】
「ワールドカップ」と「英文法」の共通点とは?

英語の勉強に疲れ果てたひとりのウサギ、キソニーと、阿野幸一先生のスペシャル対談の第2回。第1回で、「英文法を学ばなければいけない理由は、ワールドカップを見ていればわかります」とお話していた阿野先生。その真意とは?

キソニー
ワールドカップって、サッカーの世界大会のこと? 英文法と何の関係があるんですか二?
阿野先生
こう考えてみてください。世界中から集まる、ことばも文化もちがう選手たちが、いっしょにサッカーの試合ができるのはなぜでしょうか?
キソニー
どこの国でもサッカーのルールは同じだから・・・ですかニ?
阿野先生
そのとおりです。それは英語でも同じで、世界中のさまざまな国の人が英語を使ってコミュニケーションができるのは、「英文法」というルールに従っているからなんです。世界中どこの国でも、英文法は共通のルールですよ。
キソニー
なるほどー! それならそのルールを身につけるのが英語上達の近道ですよニ! たしかに、ぼくが目指したいのは、あいさつだけじゃなくって、いろんな人ともっと仲よくなったり、大事な情報を伝えたり、自分の気持ちを伝えたりできるようになることですニ。
阿野先生
そう、コミュニケーションって、相手との関係を築くためのものですよね。そのための英語力を身につけたいなら、まずはその英語力を支える土台をつくることが欠かせません。暗記だけで覚えたフレーズとちがって、英文法で作った土台は一生使えるのですから、英語上達の近道とも言えますね。「英文法を学んでも話せるようになれない」という人がいますが、きっと“あること”が、決定的に欠けていたのだと思います。
キソニー
な、なんだか英文法に対するイメージが変わってきました二…! ところで先生、“あること”って何ですかニ? ぼくにも欠けていたのかも?
阿野先生
そうかもしれませんね。それは次回、お話しますね!
阿野 幸一(あの・こういち)

文教大学国際学部国際理解学科教授。NHKラジオ「基礎英語3」(2008~ 2012年度)、「基礎英語2」(2013年度~)講師。早稲田大学大学院教育学研究科英語教育専攻修了。専門は英語教育(主に中学校・高等学校での指導方法)、応用言語学。埼玉県立高等学校・中学校、茨城大学を経て、現職。大学では英語教員養成を中心に担当。著書に、文部科学省検定教科書『All Aboard! Communication English Ⅰ・Ⅱ』(共著・東京書籍)、『NHK 基礎英語 阿野幸一のグラマーポイント』(NHK出版)、『NHK CD BOOK 基礎英語3 千夏の青春ストーリーで学ぶ 伝わる英会話70表現』(共著・NHK出版)などがある。